三つの基準を基に州や市ごとに建築法規をつくり施工するアメリカ

2012-01-23

アメリカでは州や市ごとに建築法規をつくり施行するのだが、それを決める際のモデルとして次の三つの基準を用意している。「(1)UniformBuildingCode(U.B.C.=全国建築基準)(2)TheBOCANationalBuildingCode(BOCACode=アメリカ建築主事協議会基準)(3)StandardBuildingCode(S.B.C.=標準建築基準)」各州や市はそれを基に独自の建築法規をつくるのである。

[参考サイト]
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たとえば、ロサンゼルス市をはじめ比較的地震の起こりやすいアメリカ西部地域では、耐震面基準がしっかりしているUBCをモデルに採用するケースが多く、そこに各自治体のオリジナルの法規を付加するというイメージである。さらに建物の種類等によっても、連邦、州、市のどの建築基準が適用されるかが異なる。たとえば原子力発電所などは連邦の管轄だし、学校や病院といった公共性の高い建物は州、残る商業施設や一般住宅などが市の管轄という具合になっている。つまり、ここで紹介したロサンゼルスの例は、この中の「市」のレベルに該当し、むろん市よりは州、州よりは連邦と、管轄が大きくなればなるほど検査の内容は一段と厳しさを増す。現地視察をしたおり、サクラメントの公共建物をチェックする女性担当官が、「地震のとき、息子が学校にいるはずだから、息子は安全だと思えるようなチェックをしている」と胸をはって説明をしていた姿が印象的だった。日本の建築会社に、こうしたセリフを言える人がどれほどいるだろうか。