ビール5社の04年出荷量は前年比O・7%増の5億1728万ケース(1ケース大瓶20本換算)。これは発泡酒やビール風アルコール飲料、いわゆる“第3のビール”を含めたものだ。第3のビール「ドラフトワン」を先行発売したサッポロビールがシェアを伸ばした。同社は03年、持株会社制度に移行、グループ会社が経営していたウェステインホテル東京を売却している。ただし、ここ数年は、「スーパードライ」のアサヒビールの躍進が目覚しい。01年以降シェアトップを維持。オリオンビールの筆頭株主でもある。1976年にはビールシェア63・8%を誇っていたキリンビールは、医薬やバイオ事業も展開している。今後の注目は海外、とくに世界最大のビール消費国中国での展開がカギを握る。ただし、「バドワイザー」のアンハイザー・ブッシュなど、世界大手との競合は避けられない。「レーベンブロイ」などを傘下に収めてきたインターブリサーイはブラジルのビール会社と合併、世界一になっている。