家庭の問題が、食行動異常という形で子どもに投影されている場合が多いようです。これらの特徴により、単純性体重減少性無月経は比較的治りやすいが、神経性食欲不振症はたいへん治りにくい、と言われています。また、神経性食欲不振症になりやすいのは、きまじめな完璧主義者が多く、しかもそういう性格ですから、成績も優秀な、いわゆる「いい子」が多いようです。さらに、食べては吐きを繰り返す「過食」の人は、そんなことをしている自分に対してもはげしい自己嫌悪をいだいて、うつ状態を示し、食べ物を吐き出すことで、。いやな自分を吐き出そうとしているのだとも言われています。体重の急激な減少による無月経は、栄養バランスのよい食事をして体重をふやしていくことによって、自然に治ることもありますが、食べられるようになるまでがたいへんです。また、ホルモン剤を投与すれば、いくらでも月経を起こさせることはできますが、自分の卵巣が働いているわけではありません。大本にある心の問題を解決し、脳の中枢・卵巣・子宮の働きを改善して初めてほんとうの意味での改善と言えるでしょう。