いま世界中の保険会社経営者が間違いなく経営の最重要課題として認識しているのは「競争環境」の激化である。一言に、競争環境といってもいろいろな軸がある。例えば、外資の参入や他業態の参入による競争環境の激化、規制緩和による新商品投入スピードの加速化従来型と比べての競争ルール自体の変化、といった切り口があげられる。日本の損保会社では、九八年七月に料率自由化という大きなインパクトをもつ規制緩和が行われた。業界では一般に、このことが収入保険料減という形で保険会社の経営に実際的な影響を及ぼすようになるまでには、しばらく時間的余裕があると考えられていた。ところが、実際には、企業保険を中心に顧客からの保険会社への要求が厳しくなるなかで、あっという間に料率自由化の影響が広がり、損保会社において大幅な収入保険料の減少が生じ始めている。一方で、家計分野においても競争のルールを打ち壊すようなことが頻繁に起こるために、従来の競争環境のもとでは勝利をもたらしてくれていた経営の諸要素があまり大きな成果を生まなくなってきてしまっている。つまり、収入保険料のボリュームの伸び、資産規模のボリュームの伸び、あるいは代理店等の販売チャネル量の伸びなどは、そのままでは勝利につながらなくなってきている。
[参考]
自動車保険の一括見積もり&ランキング【自動車保険市場】
http://auto.hokende.com/
公式サイト