ディスクロージャー事業の拡大

2011-04-25

プロネクサス(旧・亜細亜証券印刷)は、1930年に株券専門の印刷会社として設立された。現在の商号に変更されたのは、2006年である。一般の印刷物とは違い、株券作製には商法などの専門知識や偽造防止などの特殊技術が必要である。同社は、創業当時からコンサルティングと特殊加工技術という専門的技術を併せ持った情報加工サービスを提供してきたのである。しかしながら、2009年に上場企業では株券が完全電子化に移行することもあり、現在、証券印刷はかなり影を潜めつつある。同社でも、2008年3月期決算において、有価証券印刷が売上高に占める割合は2・8%に過ぎず、この比率はさらに低下するものと予想されている。そこで、こうした変化に対処すべく、証券印刷以外の分野として、会社法関連、証券取引法関連の業務へと進出。ディスクロージャー・IR分野の事業拡大に努力し、順調な成長を実現してきた。同社は、電子情報開示制度の代表である「EDINET」で有価証券報告書を作成している企業のほとんどを支援している。有価証券報告書や株主総会招集通知、株主向け年次報告書など、定期受注製品の上場会社顧客数が順調に増加し、2008年3月期の全上場会社に対する受注率は約印%に達している。また、この10年間では、新規に株式上場を行ったほとんどの企業にかかわっている。IT時代の現在は、データによる情報開示が進んでいる。そこで同社では、電子データを厳重に管理し、安全に送受信して、そのデータの原本性や本人確認のための認証を行い、確実に加工処理できる体制を独自に構築した。このように、紙媒体からデジタル媒体まで幅広いサポートを行っているのである。

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