外人の魅力を持つ親しみやすい日本人という図式

2011-05-17

60年代以降になると俄然、注目を集めてきたのがハーフのモデル達。そのきっかけを築いた人江美樹(現・小洋征爾夫人)は、そのチャーミングな魅力によって、それまで上流階級のマダム御用達だったモードの世界を若い女性達の領域に大きく拡大させた点において、まさにエポックメイキングな存在といえるでしょう。当時の日本人にとってハーフのモデルの魅力とは“ガイジンの顔と魅力を持つ日本人”への憧れと親近感だと思うんです。プレタポルテが猛威を振るった60年代後〜以降は本当に個性的なモデルが続々と登場してきます。先にふれた松本弘子の魅力って、とてもヌーヴェルヴァーグ的です。それから資生堂のテレビCMでモデルとして初めて喋った秋川リサとか、後に波乱万丈の華麗な人生を送るティナーラッツ。そして何といっても「男と別れるたびに美人になる」といわしめた杉本エマ。僕は小学生の頃に見た杉本エマのあまりの美しさにドキドキして一晩眠れなかった経験があります。本当に心臓が止まるくらいキレイでした。