製紙プロセスの総合的な環境負荷

2011-11-11

製紙プロセスの総合的な環境負荷全体を考えるとき、この事実を忘れてはいけない。こうしてできるクラフトパルプは、かなり純粋なセルロースからなり、木の重さの五〇%ほどしか得られない。それに対し、木をすりおろしてパルプにする方法がある。メカニカルパルプで、木の重さの九五%くらいをパルプにできる。このパルプは時間とともに変色しやすいので、短時間で役割を終える新聞紙や週刊誌などの紙に使う。チップを高温ですりおろせば、リグニン分か軟らかくなって、損傷を受けにくい繊維が得られる。それをTMP(Thermo−MechanicalPulp)といい。中級の印刷用紙などに使用する。このようにして作られたパルプが紙の原料になる。ケナフなどの非本材紙は、タイなどから輸入したパルプを使い、日本で製紙している。