顔のしみと言ってもいろいろありますので、皮膚科学の知識と経験のある医師が診ないと、どのしみでどのような治療が有効かはわかりません。ですから、ここではごく一般的なことだけを述べましょう。生まれたときからある茶色のしみは扁平母斑の可能性があります。Qスイッチのレーザーが効くこともありますが、完全除去は難しいかもしれません。思春期に片側の顔面、とくに下まぶたを中心に徐々に濃くなったしみがあれば、太田母斑と呼ばれるものかもしれません。これはQスイッチのレーザーでほとんど薄くなります。女性でお肌の曲がり角を過ぎてから徐々に出現するしみは、紫外線による色素斑ではないかと考えられます。一時期、海で日焼けするのが流行り、夏は小麦色などと言っていましたが、最近のガングロに至っては、かなり過激なものになっていますね。こういう行為を経験した女性の多くは二十五歳を過ぎると、顔だけでなく肩、胸、背や手にもしみが多発する傾向にあります。このような日焼けによるしみは、薄いうちはヒーリングやハイドロキノン、ビタミンCOIションなどの薬剤でもっと薄くできる場合もあります。やや濃くなったら、Qスイッチレーザーや光治療などが効果ありです。