本来、高速道路で使うのはほとんど右側のサイドミラー、運転席側のミラーである。実際、ひと昔前のヨーロッパ車はサイドミラーが運転席側にしかついていなかった。反対側はほとんど使わないからである。それが日本マーケットからの要求で、だんだん両方につくようになったのだ。いずれにせよこのサイドミラーは大きなほうが見やすいのは確かだ。とくにミニヴァンタイプのクルマはミラーが縦に長く、かつ大きくていい。最近では、ホンダ・キャパなど、小さなボディにしては大きなサイドミラーがとてもよく見えてよかった。かつて国産車はなべてフェンダーミラーであったが、昨今の国産車はおおかたサイドミラーとなった。こいつはおもにユーザーがサイドミラーをカッコいいと思うのがその理由だろう。しかし、サイドミラーはとくに左側を見るときに、視線を大きく移動してやらねばならないのが難だ。ほんとうなら、左側はフェンダーミラーのほうがサイドミラーよりずっと見やすいのである。なにせ、業務用のタクシーはみなフェンダーミラーである。メーカーも老人ドライバー用に、ひとつ左側フェンダーミラー仕様車を考えてもいいのではないか。ま、あまりカッコいいものではないけれども。
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